9月5日(火)のマーケット
9月4日の米国株式市場はレイバー・デーのため休場。
日経平均は序盤安かったが、中国の不動産開発大手の碧桂園がドル建て社債2本の利払いを実施と報じられたため、小幅高に戻した。川崎汽船が堅調で中国関連の安川電機も買われた。電子部品の村田製作所と太陽誘電も上昇。OKIはパワー半導体素材で急騰。ニトリは日経平均に採用決定を好感。メルカリも採用されたが、ジェフリーズの格下げで売られた。採用期待が外れたソシオネクストは安い。JFEは増資と転換社債の観測報道で下落した。
スタンダード市場では、ランシステムがバーチャルで働ける環境を提供する新サービス「Vworker」事業を開始すると発表し、ストップ高。ビューティ花壇が大幅に3日続伸となり、カワセコンピュータも大幅高。ユニバーサル園芸が高い。ポエックは反落し、セイファートは続落。
グロース市場では、アジャイルメディアが3日続伸で大幅高。サンバイオや弁護士ドットコムが買われた。霞ヶ関キャピタルはプライム市場への昇格期待で高い。BBDイニシアティブはストップ高。一方、海帆は6日ぶりに反落し、アーキテクツも5日ぶりに反落。GENDAも反落となった。
チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。連日で高値引けとなっており、堅調相場が継続。プライム市場の新高値銘柄数も342と基調は強い。3万3000円台の値固めが出来るか注目されるところ。
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【上場企業、女性管理職1割以下】
日本証券新聞9月6日(水)紙面1面TOP記事掲載
先進国最低、政府目標大幅遅れ 男女賃金差も3割
上場企業の女性管理職比率は前年より改善したものの、9.4%と1割に満たないことが東京商工リサーチのまとめで分かった。給与が高い管理職が少ないため、女性の平均賃金は男性より3割低くなっている。政府は2020年代の早期に「指導的地位に占める女性」の割合を30%にする目標を掲げているが、大幅に遅れているのが実情だ。
調査は3月期決算企業を対象に行われた。有価証券報告書に女性管理職比率を記載した1,677社のうち、政府目標の30%以上を達成している企業は73社(4.2%)しかなく、ゼロの企業76社(4.4%)よりも少なかった。
業種別ではサービス業の19.8%が最多。逆に低かったのは建設業の3.2%だった。東京商工リサーチでは「サービス業は女性の感性が生かされる職場が多く、女性社員の多さも女性管理職への登用につながっているとみられる」と分析している。個別企業では燦キャピタルマネージメントが100%のほか、コンヴァノ、シーボンも8割を超えている。
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今日の市況概況
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9月5日(火)☆[概況/大引け]
中国の碧桂園の利払い実施で日経平均は小幅高に
大引けの日経平均は97円高の3万3,036円、TOPIXは4ポイント高の2,377ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,076、下落銘柄数は672。出来高は13億4,779万株、売買代金は3兆4,891億円。
日経平均は序盤安かったが、終盤は小幅高に戻した。
中国の不動産開発大手の碧桂園がドル建て社債2本の利払いを実施と報じられたため、まずはデフォルト回避と安心された。
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