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コラム2023年9月6日

【本日のマーケット】9月6日(水)

9月6(水)のマーケット                                                                   

9月5日の米国株式市場でNYダウは反落。サウジアラビアが自主減産を12月まで延長すると表明した。市場では10月までと予想していたため、NY原油先物が8日続伸となり、インフレ警戒から金利が上昇し、ディスカウントストアのダラー・ゼネラルやホームセンターのホームデポ、宅配のUPSなど消費関連が売られた。投資会社のブラックストーンはS&P500に採用されたことで買われた。NYダウは前日比195ドル(0.56%)安の34,641ドル。ナスダックは小幅続落。民泊仲介サイト運営企業のエアビーアンドビーがS&P500に採用されたことで高い。テスラは反発したが、ケーブルテレビのコムキャストは売られた。NASDAQ総合指数は前日比10ポイント(0.08%)安の14,020。S&P500指数は前日比18ポイント(0.42%)安の4,496。

海外投資家の買い継続観測で8日続伸。サウジとロシアの減産延長で原油高となり石油関連が買われ、米金利上昇を受けて金融株も高く、円安で自動車が買われた。国産クラウド関連のさくらインターも高い。一方、大型原油タンカーの用船市況低迷で海運は利食い売り。中古車販売のネクステージは社員から告発相次ぐと報じられストップ安。サワイグループは骨粗しょう症治療薬のジェネリックの製造販売禁止と一部雑誌で検査不正が報じられ下落。

スタンダード市場では、円安を受けて名村造船と内海造船、ジャパンエンジンが買われ、直動ベアリングのヒーハイストが急騰。焼津水産化学は株式公開買い付け(TOB)の最中に、旧村上ファンド系の南青山不動産が取得したため、TOBへの対抗かと思惑視され大幅高。ビューティ花壇は反落。

プライム市場が堅調なため、小型株への関心は薄れ、グロース市場は小動き。Laboro.AIやヤプリが反落し、ABEJAは続落。直近新規公開株のインバウンドPFは4日続落。Vチューバー事務所のカバーは4日続伸となり、エクスモーションはISIDとの業務提携で大幅高。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陽線。5本連続の陽線「5陽連」が示現しており、強い基調を維持している。メジャーSQに絡んだ売買が通過した後の展開に注目が集まる。

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自動車セクター活況 円安と生産回復で増額期待
日本証券新聞9月7日(木)紙面1面TOP記事掲載

トヨタは連日の上場来高値 営業利益は4兆円乗せ有望 自社株買いも進展

1ドル=147円80銭台と10カ月ぶりの水準まで進んだ円安、順調な生産回復で増額期待が高まり、自動車セクターが活況。業種別指数で証券商品に続き、輸送用機器が2位となった。いすゞ(7202・P)トヨタ(7203・P)マツダ(7261・P)ホンダ(7267・P)スズキ(7269・P)SUBARU(7270・P)の主要銘柄に年初来高値が相次いだ。

中核のトヨタは連日の上場来高値更新。9月1日付でみずほ証券、4日付で大和証券、5日付でSBI証券が2024年3月以降の業績予想を増額修正するレポートを発行するなど、アナリスト評価が高まっている。会社側が予想する今期の連結営業利益は前期比10%増の3兆円だが、コンセンサスは4兆円超えの水準だ。目標株価も野村の3,350円など、3,000円超えの水準を想定するところが多い。

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今日の市況概況
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9月6日(水)☆[概況/大引け]

海外投資家が中国から日本株シフトで8日続伸

大引けの日経平均は204円高の3万3,241円、TOPIXは14ポイントの2,392ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は965、下落銘柄数は791。出来高は14億466万株、売買代金は3兆5,433億円。
海外投資家が中国リスクを警戒して、日本株にシフトしていることを背景に8日続伸となった。

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