TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米消費者物価の発表を控え小反落。電機株中心下落し、建設も安い。銀行と海運が買われ、ブリヂストンは格上げを好感
速報・市況2023年9月13日

☆[概況/大引け] 米消費者物価の発表を控え小反落。電機株中心下落し、建設も安い。銀行と海運が買われ、ブリヂストンは格上げを好感

大引けの日経平均は69円安の3万2,706円、TOPIXは1ポイント安の2,378ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は708、下落銘柄数は1,069。出来高は14億7,589万株、売買代金は3兆5,482億円。
本日の米国で8月の消費者物価が発表されるため、手透かしとなった。
IHIは続落となり、キーエンスやディスコ、日立、NECなど電機株中心にグロース株が売られた。
三井ハイテックは通期予想を下方修正したことで急落した。
大成建設はCLSA証券が投資判断を「ウエート下げ」から「売り」に下げたことで下落した。一連の不採算プロジェクトの引当金増加による粗利益の低下が理由。
一方、銀行株は堅調で海運株は続伸となった。
ブリヂストン(5108)はJPモルガン証券が投資判断を引き上げたことで買われた。BEV(電動車)シフトにより、タイヤは「転がり抵抗低減」、「耐荷重性能」などこれまで以上の機能が付与され、クルマの燃費改善を志向する自動車メーカーが、BEVタイヤに対して価格プレミアムを受け入れる蓋然性は高いと述べ、BEVタイヤへの完全置換えに伴う利益押上げ効果は2割以上と試算している。

業種別下落率上位は電機、建設、精密、化学、食品で、上昇率上位はゴム、海運、陸運、銀行、保険。(W)

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