Earth Technology Group(9333)が10月6日、グロースに新規上場する。

ネットワークやサーバーなどのインフラ構築を軸にサービスの構築から運用、設計、管理までをワンストップで提供。「IT×英語」をキーワードに、語学力のあるIT未経験者にエンジニア教育を施し、約500名のバイリンガルエンジニアを抱える。

顧客は外資系企業や海外に拠点を持つ大手国内企業など。海外IT技術のシェア拡大や企業のグローバル化を背景にITの英語需要が高まっているが、ただでさえIT人材不足が深刻化する中、日本人のエンジニアが英語を習得するハードルは高く、バイリンガルエンジニアは希少で見つけることが難しい。

SI(システムインテグレーション)事業では、主に基幹系ITシステム・インフラストラクチャ・ネットワークの各種ソリューションおよびシステム保守・運用などの技術領域において、バイリンガルエンジニアによるIT総合サービスを派遣契約、準委任契約および請負契約により提供している。

CI(クラウドインテグレーション)事業ではオンプレミスからクラウドへの移行をはじめ、新規システム開発におけるクラウドネイティブなアーキテクチャの設計・構築を実現。全てのエンジニアがセールスフォースの資格を保有し、グローバル企業に対して英語によるサービス提供も行う。セールスフォース製品は約20のプロダクトを保有。プロジェクトに合わせた独自のチーム編成により、相談から終了まで迅速・柔軟な対応が可能であり、高い技術力、英語力、機動力を特徴としている。(SS)

●事業内容=バイリンガルエンジニアによるIT総合サービスおよびクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社
●代表者=能代達也代表取締役社長
●設立=2020年4月
●上場前資本金=1億3,087万円
●発行済み株式数=464万3,995株(上場時)
●筆頭株主=Sunrise Capital III,L.P(上場前45.41%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=299万400株(ほかにオーバーアロットメントで45万6,000株)
●仮条件=9月20日に決定
●ブックビル期間=9月21日から26日まで
●引受証券=野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、岩井コスモ、SMBC日興、SBI、楽天、マネックス