9月22日の米国株式市場は4日続落。
FRBのボウマン理事が「インフレ率をタイムリーに2%に下げるためには、さらに複数の利上げが必要になるだろうと今も考えている」と発言した。
全米自動車労組は4年間で40%の賃上げを求め、15日に大手3社(GM、フォード、クライスラーブランドを持つ欧ステランティス)の3工場でストライキに突入したが、期限の22日正午までに労使交渉に進展がなかったため、GMとステランティスの部品を配送する38の施設で新たにストに突入したと発表した。ストに参加する組合員はおよそ5,600人増え、あわせて1万8,000人を超える。
一方、フォードとの間では労使交渉に進展が見られたとしてストの拡大を見送ったため、フォードの株価は反発した。
NY証券取引所ではバンク・オブ・アメリカやディスカウントストアのターゲットが売られた。
中国の電気自動車メーカーのBYDの台頭を受けて、ナスダックでは電気自動車メーカーのテスラとリビアン・オートモーティブが売られた。
NYダウ工業平均は前日比106ドル(0.31%)安の33,963ドル。ナスダック総合指数は前日比12ポイント(0.09%)安の13,211。S&P500指数は前日比9ポイント(0.23%)安の4,320。
NYダウ採用銘柄はディズニー、ウォルグリーン、ダウケミカルなどが売られ、ユナイテッドヘルスとシェブロン、アップルなどは買われた。上昇は8銘柄、下落は22銘柄。