10月17日の米国株式市場はもみ合い。
9月の小売売上高が前月比0.7%増と市場予想の0.3%増を上回り、8月は速報値の0.6%増から0.8%増に上方修正された。
金利上昇を受けて、序盤は下落して始まったが、アメリカン・エキスプレスやショッピファイなどの消費関連が買われ、NYダウは一時163ドル高と切り返した。
しかし、後半は再び売られ、129ドル安となったが、取引終了にかけて小幅高に戻した。
ナスダックではエヌビディアが売られた。
バイデン政権が、米半導体大手エヌビディアなどが設計したより高度な人工知能(AI)用半導体の中国への輸出停止を計画していると発表した。
中国政府が軍事強化のために米国の最先端技術を入手するのを阻止することが目的。
NYダウ工業平均は前日比13ドル(0.04%)高の33,997ドル。ナスダック総合指数は前日比34ポイント(0.25%)安の13,533。S&P500指数は前日比0.4ポイント(0.01%)安の4,373。
NYダウ採用銘柄はシェブロン、コカコーラ、ダウケミカルなどが買われ、ゴールドマン・サックスやインテル、ジョンソン&ジョンソンなどは売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。