12時40分時点の日経平均は603円安の3万1,438円、TOPIXは33ポイント安の2,262ポイント。
ASMLの第3四半期の受注高は前年同期比71%減の26億ユーロとなり、第2四半期の45億ユーロからも減少した。
キヤノン(7751)が今月発売した「ナノインプリント」と呼ばれる新技術を搭載した半導体製造装置は、ウエハー上のレジストに回路パターンを刻み込んだ型をハンコのように押し付けて転写することで回路を形成、従来の方式に比べて消費電力が低く生産にかかるコストを低減できる。
半導体メーカーは、キヤノンの新製品の吟味のためにASMLへの発注を見合わせているのかも知れないという解説も聞かれた。
露光方式に比べ、歩留まりはどうか、時間当たりの処理数はどうか、設置面積はどうか、電力コストはどうか、納期や稼働までの調整期間はどうかなど。
キヤノンは小幅高だが、ASMLの受注減を受けて、東京エレクトロンやSCREENは安い。
ホスピスのアンビスが大幅安。
業種別下落率上位は精密、空運、卸売、鉄鋼、医薬品で、上昇は紙パルプ。(W)