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速報・市況2023年10月23日

☆[概況/大引け] 中東への警戒感と長期金利上昇で3万1,000円割れ

大引けの日経平均は259円安の3万999円、TOPIXは16ポイント安の2,238ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は265、下落銘柄数は1,358。出来高は11億6,406万株、売買代金は2兆8,792億円。
シリアやイラクに駐留する米軍基地がロケット弾や無人機の攻撃を受けたため戦火拡大が警戒されたことや、日本の長期金利上昇も重荷となり、日経平均は3万1,000円割れとなった。
ただし、先週末のNY原油先物反落を受けて、石油株や商社株は安い。
霞ヶ関キャピタルは利食い売りで大幅安となった。
一方、ディスコが反発した。生成AIの需要を受けて、超高速DRAM技術「HBM」用薄化グラインダの出荷が1~3月期に本格化するという見方から買いが入った。
第一三共はメルクとの契約効果で続伸となり、アステラス製薬(4503)は尿路上皮がんへの併用療法の臨床試験結果が良好だったことで上昇した。
資生堂は6月高値から34%下落したためリバウンド狙いの買いが入った。
メガネ販売チェーンのジンズはみずほ証券による投資判断の引き上げが好感された。アパレルや外食では10月以降、売上高の前年ハードルが高くなる一方、ジンズは6月までやや苦戦傾向にあった分、既存店増収基調が続く見通しや、暖冬によるネガティブ影響が少ない点に注目した。
「焼肉キング」「丸源ラーメン」を展開している物語コーポは水戸証券が新規「A」と発表した。コロナ禍でも積極出店や既存店改造を継続し、認知度や競争力を高めてきたことが奏功し、業績拡大が続くと予想している。

業種別下落率上位は石油、鉱業、鉄鋼、卸売、機械で、上昇は医薬品、水産農林、食品。(W)

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