TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 742円高で高値引け。151円台の円安で輸出関連が高く、村田製作とトヨタは上方修正で買われた
速報・市況2023年11月1日

☆[概況/大引け] 742円高で高値引け。151円台の円安で輸出関連が高く、村田製作とトヨタは上方修正で買われた

大引けの日経平均は742円高の3万1,601円、TOPIXは56ポイント高の2,310ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,308、下落銘柄数は328。出来高は19億4,396万株、売買代金は4兆8,360億円。
日経平均は大幅続伸となり高値引け。
1ドル=151円台の円安で輸送用機器や精密、電機、海運が上昇し、金利上昇で銀行も高い。
村田製作所(6981)は通期の減益幅縮小見通しで急騰した。みずほ証券では、最近の半導体メーカーの決算発表において、自動車向け売上のモメンタムが悪化するケースが多いが、積層セラミックコンデンサー(MLCC)が半導体よりも早く改善傾向に転じたのは、在庫調整に入ったタイミングが早かったことや、在庫積み増しが相対的に小さかったためと解説している。
トヨタは通期予想の上方修正で一段高となった。従来は1ドル=125円の前提で通期の営業利益予想を3兆円(前期比10.1%増)としていたが、今回は1ドル=141円の前提で4兆5,000億円(同65.1%増)に増額した。
レーザーテックはEUVマスク欠陥検査装置の引き合い増加を好感。
三菱電機は好決算で急騰し、ワコムは自社株買いの発表でストップ高となった。
ZOZOは自社株買いの発表に加え、連結配当性向の目安を現状の50%から70%に引き上げ、配当予想を増額し、総還元性向は概ね5年平均で80%を目指すと発表したことで買われた。
一方、アドバンテストは下方修正で売られ、M&Aキャピタルは減益決算でストップ安となった。
日本航空は業績予想を上方修正したが、アナリスト予想に届かず下落した。

業種別上昇率上位は輸送用機器、証券、海運、精密、倉庫運輸で、下落は空運。(W)

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