TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落。味の素や清水建設が下落。株主還元発表のあすか製薬とアイロムG、カカクコムは高い
速報・市況2023年11月7日

☆[概況/大引け] 反落。味の素や清水建設が下落。株主還元発表のあすか製薬とアイロムG、カカクコムは高い

大引けの日経平均は436円安の3万2,271円、TOPIXは27ポイント安の2,332ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は380、下落銘柄数は1,242。出来高は15億9,280万株、売買代金は3兆9,299億円。
今週は米国で国債入札が続くため、金利が上昇し、日経平均は5日ぶりに反落した。
中国の10月のドル建て輸出が予想以上に悪化したため、中国景気の対する不安で下げ幅を拡大した。
味の素(2802)は成長の牽引役として期待されているバイオ医薬用アミノ酸とバイオファーマサービス(CDMO)が得意先の在庫調整の影響拡大で悪化したため売られた。
エーザイはアルツハイマー病治療薬の「レケンビ」の米国売上高が失望された。
清水建設は建設資材・エネルギー価格の高止まりによる採算低下で大幅減益となり売られた。
一方、レーザーテックは反発し、プリント配線板のメイコーは通期予想を上方修正し急騰した。メイコーは自動車向けでは日系OEMの生産改善が追い風に。スマホ向けでは韓国スマホの販売堅調とシェア改善が貢献した模様。
あすか製薬とアイロムグループは増配を発表し、カカクコムは自社株買いの発表が好感された。

業種別下落率上位は電力ガス、紙パルプ、保険、陸運、ノンバンクで、上昇は水産農林、鉄鋼、非鉄。(W)

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