大引けの日経平均は105円安の3万2,166円、TOPIXは26ポイント安の2,305ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は404、下落銘柄数は1,228。出来高は22億1,730万株、売買代金は4兆8,165億円。
反発して始まったが、買い一巡後は伸び悩み、川崎重工(7012)が航空機エンジンの損失計上で業績・配当予想を下方修正したため急落した影響で後場の日経平均は一時3万2,000円に接近した。その後は下げ幅を縮小。
米国金利低下で銀行が売られ、中国景気不安で原油安となったため石油や素材関連も安い。
任天堂は上方修正したが、再増額修正への期待も寄せられた。
マツダは最高益更新見通しで急騰。
シミックはMBO(経営陣が参加する買収)が発表されストップ高となった。
なお、東証スタンダード市場では、サイバネットシステム、ヴィンクス、サイバーコム、富士ソフトサービスビューロの4社が売買停止。
富士ソフトが株式公開買い付け(TOB)により、これらの上場子会社4社を完全子会社化し、親子上場を解消するとの観測をブルームバーグが報じた。
その背景として、シンガポール拠点のアクティビストの3Dインベストメント・パートナーズが富士ソフトの筆頭株主で、非上場化を含めた企業価値向上策を求めており、親子上場の解消もその一つに含まれていたと伝えた。
業種別下落率上位は石油、鉱業、紙パルプ、銀行、電力ガスで、上昇率上位はその他製品、医薬品、空運、電機、精密。(W)