大引けの日経平均は17円高の3万2,585円、TOPIXは0.1ポイント安の2,336ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は608、下落銘柄数は1,001。出来高は14億7,989万株、売買代金は3兆7,410億円。
東京エレクトロンが通期の減益幅について、従来予想から縮小する見通しを示したことで他の半導体関連株も買われ、日経平均は朝方高かった。
しかし、上海株と香港株が一時、小幅安となったため、日経平均も足踏みとなった。
中国では15日に10月の工業生産や小売売上高が発表されることや、15日からのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席する中国の習近平国家主席が、米国を訪問するため、15日には米中首脳会談も行われることから、中国株と香港株は様子見姿勢となった。
東証では資生堂は業績下方修正で、東邦亜鉛(5707)は赤字転落予想でそれぞれストップ安となった。
ニトリは上期決算が計画未達で下落した。
一方、ゼンショーは業績予想と配当予想を上方修正し最高値を更新した。
いすゞは業績予想と配当予想の上方修正に加えて、自社株買いも発表したため大幅高となった。
レオパレスは通期予想の上方修正が好感され、ベネッセはMBO(経営陣が参加する買収)を発表したためストップ高となった。
業種別上昇率上位は倉庫運輸、ゴム、保険、その他製品、電力ガスで、下落率上位は化学、海運、建設、サービス、空運。(W)