11月14日の米国株式市場でNYダウは3日続伸、ナスダックは反発。
10月の消費者物価指数は前年同月比3.2%上昇し、前月の3.7%上昇から伸び率が縮小し、市場予想の3.3%上昇も下回った。
家賃の上昇は続いたものの、ガソリン価格は前月比5%下落と、9月の2.1%上昇からマイナスに転じた。
10月の統計から健康保険料の算出方法が変更されたことにより、数カ月下落していた医療保険費は1.1%上昇に転じた。
金利先物市場では、FRBが追加利上げを実施する確率が発表前の28%から5%に低下し、来年5月に最初の利下げとなり、2024年末までに合計1%ポイントの利下げが実施されるという金利形成となった。
ホームセンターのホームデポは既存店売上高がアナリスト予想ほど悪化しなかったため買われた。
金利低下による株式市場の上昇を受けて、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが買われた。
ナスダックは反発。
テスラは、インドがテスラを誘致するためにEV関税の引き下げを検討していると報じられ買われた。
テスラは、インドに工場を建設する前提として関税の引き下げをインド政府に求めていることへの対応。
エヌビディアが10日続伸。人工知能(AI)向けプロセッサー「H100」の改良版を発表した。
NYダウ工業平均は前日比489ドル(1.43%)高の34,827ドル。ナスダック総合指数は前日比326ポイント(2.37%)高の14,094。S&P500指数は前日比84ポイント(1.91%)高の4,495。
NYダウ採用銘柄はホームデポ、ウォルグリーン、ダウケミカルなどが買われ、トラベラーズとユナイテッドヘルス、メルクなどは売られた。上昇は25銘柄、下落は5銘柄。