大引けの日経平均は177円安の3万3,447円、TOPIXは9ポイント安の2,381ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は631、下落銘柄数は973。出来高は12億4,822万株、売買代金は3兆1,053億円。
続伸して始まったが、中国のシャドーバンキングの中植企業集団の系列の事業に刑事捜査が入ったことが警戒され下落した。
中植企業集団は不動産投資が多く、シャドーバンキングは預金が保護されないので、破綻した場合の社会不安が大きくなると警戒された。
三菱重工が反落し、サイバーエージェントが安い。自動車株が売られ、住友鉱山はニッケル安で野村証券が下方修正したため下落した。
ゼンショーは公募増資を発表し嫌気された。
一方、銀行と海運は高い。
大正製薬HDはMBO(経営陣が参加する買収)を発表し、ストップ高。
KOKUSAI ELECTRIC(6525)は野村証券が新規「Buy」と発表したことが好感された。メモリ市場の好影響を享受する事業ポートフォリオと中長期の高い成長性の両面が評価されるだろうと紹介した。
しまむらは既存店増収で買われた。
業種別下落率上位は非鉄、機械、輸送用機器、鉱業、紙パルプで、上昇率上位は銀行、海運、水産農林、証券、ノンバンク。(W)