TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FOMCを控え上値抑制。ACCESSがストップ高、ウシオ電機が急騰。富士通と新光電工は下落
速報・市況2023年12月13日

☆[概況/大引け] FOMCを控え上値抑制。ACCESSがストップ高、ウシオ電機が急騰。富士通と新光電工は下落

大引けの日経平均は82円高の3万2,926円、TOPIXは1ポイント高の2,354ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は773、下落銘柄数は829。出来高は14億7,683万株、売買代金は3兆6,013億円。
日経平均は3日続伸となったが、今晩の米国でFOMCが控えているため、上値は抑制された。
半導体の国際団体SEMIは、2024年の製造装置の世界売上高が2年ぶりに増加に転じ、23年比4%増の1,053億ドル(約15兆3,000億円)となる予測を発表した。25年も伸び、過去最高だった22年を上回る1,240億ドルとなる見通しも示した。
これを受けて、東京エレクトロンやディスコ、アドバンテストが買われた。
ウシオ電機(6925)は米国の半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズ(AMAT)と戦略的バートナーシップを締結したと発表したことで急騰した。AI(人工知能)に求められる先進的な半導体基板向けに特別設計された露光装置を共同で市場に投入する。
ACCESSはNTTが発行済み株式総数の12.9%を取得すると発表しストップ高となった。次世代通信規格「6G」を支える技術として、NTTが世界標準を狙う通信基盤「IOWN(アイオン)」の社会実装に向け、関係を強化する。
英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドによるフジメディアの保有が判明したため、他のテレビ局にも連想買いが入った。
一方、富士通は新光電工の売却価格が低いという見方から共に下落した。
SBI証券は主幹事銘柄の初値が公開価格を下回らないように、高い値段で買い注文をしてもらうよう依頼するなどの疑いで、証券取引等監視委員会が行政処分するよう金融庁に勧告する方向で検討していると報じられたため、SBIホールディングスは売られた。
くら寿司は今期の利益見通しが失望された。

業種別上昇率上位は機械、銀行、精密、電機、陸運で、下落率上位は鉱業、海運、建設、食品、鉄鋼。(W)

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