1月2日の米国株式市場でNYダウはもみ合いながら小反発。ナスダックは3日続落。
バークレイズが、iPhoneの需要が振るわないという見方からアップルの投資判断を「アンダーウエート」に引き下げたため、エヌビディアやAMD、インテルなど他のハイテク株も売られた。
3日に発表されるFOMC議事要旨(12月12日~13日分)や5日の雇用統計の発表を控え、ポジション調整で債券が売られ、金利が上昇したことも加わり、NYダウは一時193ドル安となったが、ユナイテッドヘルスやファイザー、モデルナなど不況抵抗力のあるディフェンシブ株が買われた。
1日に発生した石川県能登半島地震を受けて、日銀が早期にマイナス金利を解除することは困難になったとの見方が取られ、円安となった。
NYダウ工業平均は前日比25ドル(0.07%)高の37,715ドル。ナスダック総合指数は前日比245ポイント(1.63%)安の14,765。S&P500指数は前日比27ポイント(0.57%)安の4,742。
NYダウ採用銘柄はメルク、アムジェン、ベライゾンなどが買われ、インテルやアップル、ボーイングなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。