1月25日の米国株式市場でNYダウは3日ぶりに反発し最高値を更新した。
10~12月期のGDPが前期比年率3.3%増と市場予想の2.0%増を上回った。
個人消費支出(PCE)物価指数で、食品とエネルギーを除いたコアが前期比年率2.0%上昇と市場予想と一致し、インフレ抑制も進んでいると期待された。
IBMは2024年通期の売上高とキャッシュフローについて明るい見通しを示したことで買われた。
ボーイングは飛行中に窓が吹き飛んだ事故を起こした737MAX9型機に関して、連邦航空局が24日、737MAXシリーズの生産拡大を認めない方針を通知したことで売られた。
ナスダックは小幅だが6日続伸。ネットフリックスやアルファベットが買われたが、テスラは今年は次世代車投入に注力する中で販売台数の伸びが大きく減速する可能性があると述べたことで大幅安となった。
NYダウ工業平均は前日比242ドル(0.64%)高の38,049ドル。ナスダック総合指数は前日比28ポイント(0.18%)高の15,510。S&P500指数は前日比25ポイント(0.53%)高の4,894。
NYダウ採用銘柄はIBMやダウケミカル、キャタピラーなどが買われ、ボーイングやユナイテッドヘルス、マクドナルドは安い。上昇は26銘柄、下落は4銘柄。