大引けの日経平均は485円安の3万5,751円、TOPIXは34ポイント安の2,497ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は322、下落銘柄数は1,294。出来高は15億8,316万株、売買代金は4兆5,018億円。
米国のインテルの第1四半期の見通しがアナリスト予想に届かなかった影響で、半導体関連が売られた。
加えて、年初からの日本株急騰に伴い、年金運用において資産配分以上に増えた日本株を減らす「ヘアカット売り」が月末に出てくることも警戒された。
ルネサスエレクトロニクスは2010年に日立と三菱電機、NECの半導体事業が統合して発足したが、NECが保有株を全て売却すると発表し、日立も全て売却すると報じられたため大幅安となった。
海運と銀行、自動車も安い。
一方、霞ヶ関キャピタルはSBI証券が目標株価を引き上げたことで買われた。
楽天グループは海外市場で米ドル債の発行し、償還予定の社債の買付に充てる計画のため、増資懸念が後退したことで上昇した。
大平洋金属は旧村上ファンド系の保有が判明し急騰した。
米医薬品大手イーライリリーが25日に肥満症と糖尿病の治療薬「マンジャロ(一般名チルゼパチド)」について、ペン型注入器にあらかじめ入れておく許可を英国で取得した後、数週間以内に英国の患者に提供すると発表した。
大阪ソーダ(4046)は医薬品の精製材料のシリカゲルが、肥満治療薬の製造で使用されるため、関連銘柄として物色された。
業種別下落率上位は海運、銀行、精密、証券、輸送用機器で、上昇はゴム。(W)