1月30日(火)のマーケット
1月29日の米国株式市場でNYダウはもみ合いが続いたが、財務省が1~3月期の連邦政府の借入必要額見通しを下方修正したため、金利が低下し、NYダウは買われた。金利低下を受け、セールスフォースなどハイテク株が上昇した。NYダウは前日比224ドル(0.59%)高の38,333ドル。ナスダックは反発し、テスラやエヌビディア、スーパー・マイクロ・コンピュータが高い。NASDAQ総合指数は前日比172ポイント(1.12%)高の15,628。S&P500指数は前日比36ポイント(0.76%)高の4,927。
NYダウ最高値を受け日経平均は朝方222円高となったが、米FOMCを控え、値を消した。フーシ派による攻撃が続いているため海運株が買われた。任天堂は次世代機への期待で高い。会計ソフトのPCAは大幅増配でストップ高。東京海上は配当増額期待。豊田織機はエンジン認証試験不正による前日の下げは行き過ぎという見方で反発。ツルハはMBOではなく、イオンによる取得のため買取価格のプレミアム期待後退で大幅安。
スタンダード市場では、DNAチップ研が肺がん診断システムで従来の4遺伝子に加えて、3遺伝子も変異検出が可能となったため急騰した。三社電機は業績予想と配当予想を増額しストップ高。商業施設の企画設計の船場は業績上方修正でストップ高。ギグワークスは続落。マミヤOPは反落。
グロース市場では、QPS研が大幅続伸。雨風太陽が切り返した。ピアズはドコモ向け「知っトクコンテンツ」の月間ページビューが12月に100万を突破しストップ高。ACSLは米電力会社と戦略的パートナーシップで買われた。サスメドは不眠症アプリの保険適用希望取り下げで安い。
チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。イベントを控えて方向感が出ずらい展開となったが、5日移動平均線(3万6061円)を上回った。
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注目記事 Pick up
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【ファーストリテに“運命の31日”】
日本証券新聞1月31日(水)紙面1面TOP記事掲載
キャップ(11%)抵触なら900万株売りも!?
30日の日経平均は米国株高を支えに朝方222.09円高まで買われたものの、買い一巡後は様子見気分に上値を抑えられる展開。31日にかけての米FOMC(連邦公開市場委員会)や、今週中に相次ぐ米国巨大ハイテク企業決算発表を控えてのものだが、実はもう1つ、一部関係者が固唾(かたず)を飲んで見守る“イベント”がある。
意外なほど話題になっていないが、2022年に導入された日経平均の新ルール「ウエートキャップ」が初めて適用される可能性が生じている。
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今日の市況概況
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1月30日(火)☆[概況/大引け]
FOMCを控え値を消した。海運と任天堂、PCAが高く、ツルハは下落
大引けの日経平均は38円高の3万6,065円、TOPIXは2ポイント安の2,526ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は654、下落銘柄数は1,048。出来高は14億1,367万株、売買代金は3兆7,547億円。
NYダウ最高値を受けて日経平均は朝方222円高となったが、米FOMCを控え、値を消した。
野村証券ではCTA(商品投資顧問)の日本株ロング(買い)の平均エントリーコストは3万5,200円を僅かに下回る水準と試算していて、それを割り込むとロング縮小に踏み切る公算が大きいと予想している。
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