前引けの日経平均は38円安の3万6,122円、TOPIXは9ポイント高の2,548ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は818、下落銘柄数は750。出来高は9億4,110万株、売買代金は2兆6,085億円。
米国でアドビやエヌビディアなどAI関連の一角が売られたため、日経平均は朝方254円安の3万5,906円となったが、その後は持ち直し、小幅高となる場面もあった。
トヨタが半導体不足解消によるレクサスやハイブリッド車など高付加価値品の増加と供給不足に伴う値引き抑制が好業績に繋がったことで続伸となり、三菱商事(8058)は発行済み株式総数の10%に相当する4億1,700万株の上限とする自社株買いを発表し大幅高となった。
ローソンはKDDIから公開買付(TOB)が発表されたことで急騰したが、KDDIは買収資金に見合う相乗効果が疑問視され下落した。
GSユアサは今期2度目の業績上方修正で大幅高となった。
反面、ダイキン工業は10~12月期が2桁営業減益だったことで売られた。
三菱重工が反落。
味の素はアミノ酸がバイオ医薬品向けで在庫調整が長期化、CDMOもバイオ医薬品向けが苦戦したことで下落した。
業種別上昇率上位は輸送用機器、卸売、鉱業、海運、水産農林で、下落率上位は機械、食品、倉庫運輸、情報通信、証券。(W)