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コラム2024年2月27日

【本日のマーケット】2月27日(火)

2月27(火)のマーケット                                                                   

2月26日の米国株式市場でNYダウは小反落。バークシャーは利益確保の売りに押され、ファイザーとベライゾンが売られた。一方、セールスフォースは買われ、ウォルマートが上昇。NYダウは前日比62ドル(0.16%)安の39,069ドル。ナスダックは小幅続落。グーグルは次世代AIモデル「Gemini 1.5」に対する信頼性の問題で売られた。マイクロン・テクノロジーは、次世代のエヌビディアの人工知能(AI)向け半導体に使用する高性能メモリー「HBM3E」の量産を開始すると発表したことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比20ポイント(0.13%)安の15,976。S&P500指数は前日比19ポイント(0.38%)安の5,069。

もみ合い。アドバンテストは値下がりし、商社も反落。海運が売られ、物流の24年問題を控え、AZ-COM丸和やセイノーが安い。イオンやしまむらといった消費関連も下落。一方、鉄鋼株が上昇。大和証券が配当に注目して日本製鉄とJFEの目標株価を引き上げた。野村証券はUSスチールの買収成立を想定し、日本製鉄の目標株価を増額。日銀による早期のマイナス金利政策解除を見込み、銀行株が高い。日立造船は全固体電池の受注で急騰した。

スタンダード市場では、フォーサイドが3日続伸。ジーデップはエヌビディアテクノロジーのトライアル環境の提供開始でストップ高。ハーモニックドライブと日本電子材料が大幅高。ユビキタスAIは量子コンピュータ関連として買われストップ高。加地テックと南海化学は大幅反落。

グロース市場では、フリーが法人向け会計ソフトを実質的な値上げで急伸した。AppBankは役員人事を発表しストップ高。EduLabとALiNKがストップ高。HPCシステムズは高性能メインストリームHPCサーバーの販売開始で買われた。VRAINとピアズは反落した。

チャート上では、十字足に近い陰線。連日で最高値更新となっているが、上値を追う動きにはならず日柄調整といった展開となった。

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日本株、新たな幕開け
日本証券新聞2月28日(水)紙面1面TOP記事掲載

UBSは大手行、不動産、出遅れ景気循環株を推奨

日経平均は一時3万9,426円まで上昇。前週末22日に34年ぶりに更新した史上最高値(1989年12月29日の3万8,915円)は通過点とばかりに“新値街道”を歩み始めた。日本取引所グループの山道裕己CEOは26日、「日本経済あるいは企業業績の裏付けがあって初めてできることながら高値更新が日常的になっていけば」と述べたが、デフレからの脱却と企業変革を背景に先高期待は強く、日本株を持たざるリスクを感じる投資家が日増しに増えている。

こうした中、国内証券はもとより外資系金融機関からもストラテジーレポートが続々。UBS証券は「日本株の新たな幕開け」と題したレポートを発行し、「日本株のPERはグローバル平均に対しディスカウントが残っており、海外投資家による日本株への資金流入は2015~16年のピークには遠く及ばない。現状でも日本株に過熱感はない」と指摘。2月第3週に香港・シンガポールで開催した「ジャパン・アナリスト・デー」でも前回(23年6月)と比べ日本株への関心は強く、相対的に底堅さが評価されているとしている。

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今日の市況概況
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2月27日(火)☆[概況/大引け]

もみ合い。アドバンテストと海運、陸運、小売が安く、鉄鋼と銀行は高い

大引けの日経平均は5円高の3万9,239円、TOPIXは4ポイント高の2,678ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は947、下落銘柄数は668。出来高は18億3,983万株、売買代金は4兆9,907億円。
日経平均はもみ合い。アドバンテストは値下がりし、商社も反落。海運が売られ、物流の24年問題を控え、AZ-COM丸和やセイノーが安い。イオンやしまむらといった消費関連も下落した。
一方、鉄鋼株は上昇。大和証券が日本製鉄(5401)は事業再編損の縮小により25年度の大幅増配を予想し、目標株価を引き上げた。

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