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速報・市況2024年3月8日

☆[概況/後場寄り] 建設株が高い。ダイキン工業は下落

12時40分時点の日経平均は312円高の3万9,910円、TOPIXは17ポイント高の2,736ポイント。
大和証券では、これまでの日経平均高は、日経平均が昨年7月3日高値だったので年初からテックの上値が軽くなった面もあったと述べ、次はTOPIXが昨年9月15日の高値なので、この高値の信用期日が3月15日に明けてくるため、TOPIX型も3月15日頃から軽くなってくる可能性があると解説している。
ただ、四半期末の5営業日は自社株買いが自粛されることや四半期初は金融機関のプロパー運用が利食いから入ることが多いことから、四半期初が底になることが多いことにも留意したいと補足している。
後場の日経平均は前引けにくらべてやや上げ幅を縮めて始まったが、すぐに前引け水準に近付いた。
東京エレクトロンとアドバンテストは高値圏を保ち、エーザイはアルツハイマー病治療薬として開発中の「E2814」について、2030年度に米国での承認取得を目指していることを明らかにしたことで買われている。
鹿島など建設株が高い。
大林組は2023年に「物言う株主」として知られている英シルチェスターから提案された特別配当議案を否決したことがあるため、市場では株主還元に後ろ向きと見られていた。
そのため、4日に発表した資本政策の見直しと配当計画の増額はポジティブ・サプライズとなり、他のゼネコンに対しても株主還元への期待がが高まっている。
一方、ダイキン工業は売られた。
スズキはモルガン・スタンレーが投資判断を下げたことで安い。インドのUV(UtilityVehicle)でのシェア挽回が概ね一巡したことで、ここからのアップサイドは限定的と述べている。

業種別上昇率上位は建設、銀行、保険、金属、卸売で、下落率上位は陸運、空運、輸送用機器、鉱業、その他製品。(W)

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