今週末は日本各地で夏日が予報され、今夏も例年以上の猛暑が予想される中で、酷暑も楽しみになるニュースが飛び込んできました。

6月11日、アサヒビール(アサヒGHD、2502・P)からフルオープン缶に本物のレモンスライスをまるごと漬け込んだ世界初仕様のレモンサワー『未来のレモンサワー』が関東甲信越エリアの1都9県限定で発売されるというもの。

そのまま食べられる、糖でコーティングされたレモンスライスが入っていることにより、レモンの個体差や飲むタイミングで毎回異なる味わいを楽しむことができ、2021年発売の「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」で開発した独自のフルオープン缶を使用することで、レモンスライスが浮き上がる様子とともにレモン由来の果実味、豊かな香りも堪能できるとのこと。適度な甘さと酸味、苦みが調和した味わいの「オリジナルレモンサワー」と、糖も香料も使用せずレモンの自然なおいしさが味わえる「プレーンレモンサワー」の2品種展開が予定されています。

昨年5月に試験販売したところ2週間で完売するなど、好評を受け今回の本格導入が決定されました。北海道在住の友人は、地元での販売はしばらく無さそうだから早々にEC(電子商取引)での予約販売を申し込んだ、とSNS(交流サイト)に投稿しており、確かに首都圏とはいえ限定販売による品薄の可能性もあり得る、と私も予約購入にしました。

各社がこぞって商品を投入し競争が激化するレモンサワー市場に、世界初をうたう「未来のレモンサワー」は生ジョッキ缶同様インパクトを与えるのか。アサヒビールが目標とする25年までにRTD事業で売上高22年比1.5倍以上の600億円への寄与とともに注目しています。