大引けの日経平均は329円安の3万8,617円、TOPIXは22ポイント安の2,737ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は390、下落銘柄数は1,215。出来高は15億4,459万株、売買代金は3兆8,359億円。
米エヌビディアの決算発表を控え日経平均は続落となった。
ソシオネクストや東京エレクトロンが売られ、電力株が反落し、金利上昇と業界統計の首都圏4月マンション販売を受けて、不動産株が安い。
ニデックはEVモーターからAIサーバー向け水冷モジュールへのポートフォリオ転換を評価した大和証券が目標株価を引き上げたことで買われた。
ソフトバンクグループは、英国の半導体企業のグラフコアを買収交渉に入っていて、データセンター向けAIチップメーカーを立ち上げを目指しており、「エヌビディアへの挑戦権」を手に入れることを狙っているのではという観測報道で上昇した。
シャープ(6753)は空気浄化技術「プラズマクラスター」に植物の生育促進に働く効果があることを静岡大学との共同研究で確認したと報じられたことが材料視された。種まき直後のイネにプラズマクラスターイオンを照射し続けたところ、芽の長さが比較対象より最大約4倍になったという。今後はプラズマクラスターの活用を国内の植物工場の約10%に提案していきたい意向が報じられた。
業種別下落率上位は電力ガス、不動産、海運、鉱業、石油で、上昇は証券、保険、情報通信。(W)