前引けの日経平均は65円高の3万8,119円、TOPIXは17ポイント高の2,743ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,238、下落銘柄数は365。出来高は7億5,600万株、売買代金は2兆264億円。
政府が公務員年金など100兆円規模の公的マネーを積極運用に回すと報じられたため、日経平均は一時279円高の3万8,333円まで買われた。
だが、半導体関連の下げが重石となり、10時以降は上げ幅を縮めた。
大和証券(8601)などの証券株が買われ、不動産株にも買いが入った。
関西ペイントは発行済株式数の19%を上限とする自社株買いを発表し急騰した。
サイボウズは業務アプリ「キントーン」の値上げを発表し大幅高。
フジ・メディアが、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツからMBO(経営陣が参加する買収)を要求されたため、他のテレビ局にも連想買いが入った。
業種別上昇率上位は証券、不動産、電力ガス、石油、銀行で、下落は紙パルプ、保険。(W)