大引けの日経平均は435円高の3万8,923円、TOPIXは25ポイント高の2,798ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,026、下落銘柄数は564。出来高は16億7,604万株、売買代金は4兆1,313億円。
日経平均は続伸だが、3万9,000円では上値抵抗となった。
三菱UFJや東京海上、野村HDなど金融関連が買われ、海運や倉庫運輸も高い。
東京エレクは7日ぶりに反発。
メルカリ(4385)はビットコイン取引サービスを行っており、不正流出があったDMMビットコインからの乗り換え期待やシティグループが目標株価を引き上げたため大幅高となった。
日産化学はBofA証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に引き上げた。中長期的には有機ELとの競合から液晶材料の成長は頭打ちになるが、半導体材料((反射防止膜、多層材料、EUV材料)の成長が業績を牽引すると予想している。
反面、ディスコやソシオネクストは売られた。
トヨタとマツダは認証不正で安い。自動車などの量産に必要な認証「型式指定」の不正問題を受け、国土交通省が関連メーカー各社に求めた内部調査で、国土交通省は、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社に不正行為が見つかったと発表した。国土交通省は4日にトヨタに立ち入り検査を実施し、他4社にも順次、検査に入る。
業種別上昇率上位は証券、保険、海運、鉱業、倉庫運輸で、下落は電力ガス、輸送用機器、非鉄、金属。(W)