大引けの日経平均は85円安の3万8,837円、TOPIXは10ポイント安の2,787ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は795、下落銘柄数は800。出来高は17億486万株、売買代金は4兆2,707億円。
NYダウ反落を受けて日経平均も反落したが後場は下げ幅を縮めた。
レーザーテックや北海道電力、三井物産、ホンダが安く、10年債入札結果が強めで金利が低下したため、りそなや千葉銀行が売られた。
一方、三菱重工やソニーグループ、任天堂が高く、東京エレクトロンは小幅高となった。
リクルートはBofA証券が投資判断を「買い」に引き上げた。HRテクノロジー事業(Indeed)とマッチング&ソリューション事業(住宅:SUUMO、美容:Hot Pepper Beauty、結婚:ゼクシィ、旅行:じゃらん)の収益性改善ポテンシャルを評価した。
Indeedはこれまでの単純な検索エンジンから、求職者と企業クライアントを繋ぐマーケットプレイスへ転換することで、より大きな収益機会の創出にも期待が持てると解説した。
永谷園はMBO(経営陣が参加する買収)を発表しストップ高となった。短期的な市場の評価にとらわれず、海外展開を強化するため、株式の非公開化を選んだ。
博多ラーメン店「一風堂」を展開している力の源HD(3561)はいちよし経済研究所がフェアバリューを引き上げた。「一風堂」ブランドを活用した商品販売が順調に売上高を伸ばしている。ECサイトや量販店・コンビニ向けに加えて乾麺タイプのプラントベースラーメンの輸出も伸びるとみている。
業種別下落率上位は鉱業、石油、保険、電力ガス、銀行で、上昇率上位はその製品、サービス、不動産、空運、倉庫運輸。(W)