6月25日のNYダウは6日ぶりに反落、ナスダックは4日ぶりに反発。
コンファレンス・ボードが発表した6月の消費者信頼感指数は100.4と、5月の101.3(改定値)から低下した。市場予想は100.0。
FRBのボウマン理事が講演で「まだ政策金利引き下げに適切な地点にはない」とし、「政策金利をあまりにも早期に、あるいは急ペースで引き下げれば、インフレ再燃につながり、インフレ率を長期的に2%に戻すのに、将来的にさらなる利上げが必要となる恐れがある」と述べた。
ウォルマートは最高財務責任者(CFO)が「5~7月期(第2四半期)は既存店売上高の観点から今年最も厳しい四半期だ」と発言したことで売られた。
クルーズのカーニバルは予約好調で利益見通しを上方修正したことで買われた。
ナスダックではエヌビディアが4日ぶりに反発。
2008年の金融危機以前にサブプライム住宅ローンの崩壊を予見し「世紀の空売り」を行ったことで知られるスティーブ・アイズマン氏が、エヌビディア株について「ストーリーが失われない限り、物語は続く。エヌビディアのストーリーは明らかに無傷だ。同社のバリュエーションについてそれほど考えていない」と語った。
「ヘッジファンドを運営していて学んだ教訓の一つは、バリュエーションだけを理由に株を空売りするのは自殺行為ということだ」と述べている。
NYダウ工業平均は前日比299ドル(0.76%)安の39,112ドル。ナスダック総合指数は前日比220ポイント(1.26%)高の17,717。S&P500指数は前日比21ポイント(0.39%)高の5,469。
NYダウ採用銘柄はホームデポ、ダウケミカル、ナイキなどが売られ、セールスフォース、マイクロソフト、インテルなどは買われた。上昇は8銘柄、下落は22銘柄。