TOP  NSJショートライブ  NSJセクター/概況  ☆[概況/大引け] 保ち合い。ディスコと海運が売られ、川重は反発。KOKUSAI ELECが急騰。三越伊勢丹が高い
NSJセクター/概況2024年7月5日

☆[概況/大引け] 保ち合い。ディスコと海運が売られ、川重は反発。KOKUSAI ELECが急騰。三越伊勢丹が高い

大引けの日経平均は1円安の4万912円、TOPIXは14ポイント安の2,884ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は303、下落銘柄数は1,315。出来高は16億3,561万株、売買代金は4兆288億円。
売り方の買戻しによる踏み上げで寄り付きから4万1,000円乗せとなったが、米国雇用統計の発表を控え保ち合いに。
ディスコは第1四半期売上が物足りず下落した。海運株は6日ぶりに反落。
一方、川崎重工は、潜水艦建造メーカーが三菱重工と川崎重工に限られることや、裏金接待を受けていたのも自衛隊員のため、防衛省向けの悪影響は小さいという見立てで反発した。
KOKUSAI ELECTRIC(6525)は野村証券が半導体に関する経済安全保障のレポートで注目したため急騰した。ロジック半導体での新しいトランジスタ構造であるGAA構造では従来のFinFET構造がより3次元的に複雑になるため、KOKUSAI ELECTRICがシェアを7割程度有し、複雑かつ緻密な成膜に適したバッチ式ALD装置の需要が伸びると紹介した。
三越伊勢丹は中期経営計画の骨子として、2028年3月期に営業利益800億円を計画しているが、SMBC日興証券から、2025年3月期で800億円に近い水準に達する可能性があると報告されたため大幅高。
ユーグレナは中性子線照射による藻類の品種改良技術を確立し、バイオ燃料原料の油脂生成量を最大1.3倍に増加させることに成功したことで買われた。

業種別下落率上位は海運、輸送用機器、電力ガス、非鉄、鉄鋼で、上昇率上位はサービス、医薬品、その他製品、小売、不動産。(W)

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