7月17日のNYダウは6日続伸。ナスダックは大幅反落。
ユナイテッドヘルスはジェフリーズが投資判断を引き上げた。
ジョンソン＆ジョンソンは4～6月期がM＆Aの関連費用の計上で最終減益となったが、アナリスト予想を上回ったために買われた。

一方、ナスダックは4日ぶりに反落し大幅安となった。
バイデン政権がASMLや東京エレクトロンなどが先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、取り得る限りで最も厳しい貿易制限措置を用いることを検討していると報じられたため、ASMLのADR(米国預託証券)が売られ、半導体のAMDと半導体製造装置のアプライド・マテリアル、ラムリサーチが大幅安となり、エヌビディアも売られた。
その他、トランプ候補が「台湾が私たちの半導体事業を全て持っていった。今、私たちは台湾が韓国に新しい半導体工場を建てるよう数十億ドルを与えており、これから彼らはそれも持っていくだろう。彼らは(ここに)建てるだろうが、その後、再び自国に持ち帰るつもりだ」と話したため、TSMCが売られたことも響いた。

NYダウ工業平均は前日比243ドル(0.59％)高の41,198ドル。ナスダック総合指数は前日比512ポイント(2.77％)安の17,996。S＆P500指数は前日比78ポイント(1.39％)安の5,588。

NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、ジョンソン＆ジョンソン、シスコシステムズなどが買われ、アマゾン、アップル、セールスフォースなどは売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。