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速報・市況2024年7月26日

☆[概況/前引け] 8日ぶりに反発。整理完了や五輪期間中の株高経験則に期待

前引けの日経平均は188円高の3万8,057円、TOPIXは15ポイント高の2,725ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,164、下落銘柄数は416。出来高は9億2,805万株、売買代金は2兆2,786億円。
日経平均は8日ぶりに反発。
前日のナスダック3日続落を受けて、日経平均は朝方200円安の3万7,668円となったが、その後は反発に転じた。
6月中旬からの上昇分を全て帳消しにしたため、整理が進んだと期待された。
その他、五輪期間中は日本人選手の活躍により世相が明るくなるため、株高の実績があることも買いを誘ったようだ。
振り返ると6月中旬からの上昇は、6月18日にエヌビディアが生成AI向けの成長期待で時価総額が一時世界首位になったことを皮切りに、6月25日はアドバンテストの中期経営計画が好感され、27日はラピダスの1.4ナノ構想が刺激要因となった。
そして、7月に入ってからはトランプ再選期待が相場を牽引した。
だが、7月17日にバイデン政権による対中半導体輸出規制の強化でAI関連が売られため、逆回転となった。
本日の東証では東京エレクトロンを始めとした半導体関連は調整が継続しているが、キヤノンや富士通、中外製薬、野村総研が決算発表で買われ、日野自動車(7205)は好決算で急騰した。
反面、日産は大幅減益で売られ、中国市場の低迷によりトヨタも安い。

業種別上昇率上位は石油、金属、機械、銀行、鉱業で、下落率上位は輸送用機器、水産農林、空運、電力ガス、サービス。(W)

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