7月30日のNYダウは反発、ナスダックは反落。
イスラエル軍がレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの司令官を標的にベイルート郊外を攻撃したことを受けて、中盤まで上げ幅を縮めたが、後半は持ち直した。
FRBが9月にも利下げを開始するという期待が下支え要因となった。
ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが高い。
ファイザーは、心臓病治療薬の伸びや、がん治療薬を手掛けるバイオ医薬品企業シージェンの買収効果を踏まえ、通期予想を上方修正したことで買われた。
一方、メルクはアイバイオテックとハープーン・セラピューティクスの買収費用を踏まえ、通期予想を下方修正したことで売られた。
P&Gは4~6月期の売上高がアナリスト予想を下回り、下落した。
ナスダックではエヌビディアやアームなど半導体関連が売られた。
テスラはボンネットが開く不具合で反落した。
サイバーセキュリティーのクラウドストライクは、7月に起きた大規模なシステム障害を受けて、デルタ航空が著名弁護士を雇ったとの報道で大幅安となった。
NHKや日経新聞が、日銀は金融政策決定会合で、現在0%から0.1%程度としている政策金利を0.25%程度に引き上げを検討すると報じた。
31日に就任する三村財務官が、最近の円安はエネルギーや食品価格の上昇を招いており「デメリットが少し目立つ」と発言したため、円高に振れた。
NYダウ工業平均は前日比203ドル(0.50%)高の40,743ドル。ナスダック総合指数は前日比222ポイント(1.28%)安の17,147。S&P500指数は前日比27ポイント(0.50%)安の5,436。
NYダウ採用銘柄はトラベラーズ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが買われ、メルクやP&G、インテルなどが売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。