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速報・市況2024年8月1日

☆[概況/大引け] 大幅反落。前日の日銀総裁会見を受け追加利上げを警戒

大引けの日経平均は975円安の3万8,126円、TOPIXは90ポイント安の2,703ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は97、下落銘柄数は1,542。出来高は25億7,173万株、売買代金は6兆831億円。
日経平均は大幅反落。
7月31日の日銀金融政策決定会合後の会見で、植田総裁が「実質金利は非常に深いマイナス」と述べ、「0.5%を壁として意識していない」「消費は底堅く推移している」と答えたため、今後の追加利上げに迷いがないと受け止められた。
追加利上げ観測から、円高も進展し、11時前に一時1ドル=148円半ばとなった場面では、日経平均も1,363円安の3万7,737円まで売られた。
ハマス最高幹部が殺害されたため、中東の再緊張も不安要因という解説も聞かれた。
本日の相場は全面安となったが、追加利上げ懸念から住友不動産(8830)などの不動産株の下げが目立ち、円高で自動車株も売られた。
山崎パンは上方修正したがアナリスト予想に届かず大幅安。
一方、業績上方修正を発表したアドバンテストは大幅高となり、エンプラスはストップ高となった。日立も好決算で買われた。

業種別下落率上位は不動産、輸送用機器、保険、ノンバンク、建設で、上昇業種はなし。(W)

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