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概況/米国市場2024年8月2日

8月1日の米国株式市場は反落。失業保険とISM製造業で景気悪化を警戒

8月1日の米国株式市場は反落。
週間の失業保険申請件数が24万9千件と市場予想の23万6千件を上回り、7月のISM製造業景気指数が46.8と、6月の48.5と市場予想の49.0を下回った。
景気悪化が警戒され、NYダウは一時744ドル安となった。
2日に7月雇用統計の発表を控え、終盤はやや下げ幅を縮めた。
7月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は市場予想で前月比17万5千人増(6月は20万6千人増)。

景気悪化でシェブロンが売られた。
ボーイングは4~6月期決算を発表し8四半期連続で赤字だったため安い。

一方、イーライリリーは肥満症治療薬「ゼップバウンド」が、肥満に関連した心不全の患者の長期的な健康状態を改善させたことが、治験で示されたことで買われた。
オンライン中古車販売の米カーバナは4~6月期が黒字転換したことが好感された。

ナスダックではエヌビディアとAMDが反落。
フェイスブックの親会社、メタ・プラットフォームズは4~6月期の売上高がアナリスト予想を上回ったことで買われた。

なお、インテルは取引終了後の決算発表で、7~9月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったことで時間外取引で売られた。

NYダウ工業平均は前日比494ドル(1.21%)安の40,347ドル。ナスダック総合指数は前日比405ポイント(2.30%)安の17,194。S&P500指数は前日比75ポイント(1.37%)安の5,446。

NYダウ採用銘柄はボーイング、インテル、シェブロンなどが売られ、P&Gやジョンソン&ジョンソン、コカコーラなどが買われた。上昇は9銘柄、下落は21銘柄。

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