8月8日の米国株式市場は大幅反発。
週間の新規失業保険申請件数が23万3千件と前週の修正値25万件(当初発表は24万9千件)と市場予想の24万1千件を下回った。
景気後退懸念が後退し、買いが入った。
調整していたエヌビディアやAMDなど半導体関連に買いが入ったことも好感された。インテルは6日ぶりに反発。
イーライリリーは4~6月期決算で、肥満症治療薬「ゼップバウンド」の売上高が12億ドル(約1750億円)とアナリスト予想の8億1,900万ドルを大幅に上回った。「ゼップバウンド」は品薄状態にあるため、製造能力増強により、イーライリリー全体の通期売上高予想を今期2回目の上方修正も発表した。
デンマークのノボ・ノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」は4~6月の売上高は117億デンマーククローネ(約2,510億円)で、アナリスト予想平均の137億クローネを下回ったが、米国の薬局給付管理者に対する予想以上の価格譲歩が影響したという。
ビッグデータ分析や防衛関連ソフトウエアを手掛けるパランティア・テクノロジーズは、マイクロソフトと提携し、人工知能(AI)ベースのデータ分析製品を米政府機関向けに販売すると発表したことが好感された。
NYダウ工業平均は前日比683ドル(1.76%)高の39,446ドル。ナスダック総合指数は前日比464ポイント(2.87%)高の16,660。S&P500指数は前日比119ポイント(2.30%)高の5,319。
NYダウ採用銘柄はインテルやアムジェン、セールスフォースなどが買われた。上昇は29銘柄、下落は0銘柄。