10時3分時点の日経平均は189円高の3万6,631円、TOPIXは22ポイント高の2,604ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は998、下落銘柄数は591。出来高は5億4,405万株、売買代金は1兆2,657億円。
日経平均はジリ高となっている。
衆議院の解散総選挙時の日本株高のアノマリー(経験則)は知られているが、自民党総裁選挙時にはこうした傾向はみられない。
だが、新総裁による「ご祝儀相場」があるうちに選挙をやりたいと考えるだろうと想定されている。
自民党総裁選が9月下旬に実施された場合、衆議院の選挙日は解散から40日以内に行う規定があるため、衆議院選挙は最速で11月上旬から中旬となる。
レーザーテックが反発し、新総裁には誰が就任しても防衛力強化の政策は引き継がれるという見方から三菱重工が高い。
メガバンクは持ち合い株式の解消による売却益が期待されている模様。
KADOKAWA(9468)が大幅高。ランサムウェア(身代金ウイルス)による大規模なサイバー攻撃を受けた影響で、2025年3月期に36億円の特別損失を計上する見込みと発表したため、アク抜けが期待された。
反面、リクルートが反落し、メドレーは上期が営業減益だったため下落した。
業種別上昇率上位は銀行、石油、証券、非鉄、機械で、下落はサービス、建設、化学、陸運、精密。(W)