大引けの日経平均は1,336円高の3万8,062円、TOPIXは77ポイント高の2,678ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,536、下落銘柄数は90。出来高は18億7,753万株、売買代金は4兆9,974億円。
日経平均は8月1日以来の3万8,000円回復。
信用買い残や裁定残高の減少で仮需の整理が進んだところに米国経済のソフトランディング(軟着陸)期待が追い風となった。
全面高で、石油や電機、非鉄や銀行が高い。
ディスコはインドに9月に拠点を設立する計画で、インド政府が推進している半導体産業の誘致の需要を取り込むと期待された。
日立はみずほ証券がDX(デジタル変革)とGX(エネルギー転換による変革)の需要のけん引による持続的利益成長の可能性が一段と高まったと判断し、目標株価を3,300円から4,000円に引き上げた。
AIサーバー向け光配線部品のフジクラは最高値を更新した。
霞ヶ関キャピタルは株主優待制度で長期保有特典を拡充し大幅高となった。
NTTデータ(9613)はSMBC日興証券がテクニカル分析のレポートで、「より限定的な下げで安定的な下値に到達したと判断され、短期的な下値固めが進めば、逸早く高値更新に向かう可能性がある」銘柄の中の1つに入っていたため、注目された模様。他に三井不動産や野村不動産、鹿島を挙げている。
一方、メドレーは医療介護求人サイト「ジョブメドレー」で実施している勤続支援金が、厚生労働省から禁止される懸念があるため下落した。
業種別上昇率上位は石油、電機、鉱業、非鉄、銀行で、下落業種はなし。(W)