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概況/米国市場2024年8月22日

8月21日の米国株式市場は小反発。利下げ期待。FRB議長の講演を控え上げ幅は小幅

8月21日の米国株式市場は小反発。
労働省が公表した年次改定(速報値)は3月までの年間雇用者数の伸びが81万8000人下方修正された。
7月30日~31日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、「データが引き続きほぼ予想通りの内容となれば、次回会合(9月17日~18日)での利下げは適切になる公算が大きいとの考えを大多数が示した」「多くの参加者はインフレ目標に対するリスクは低下したと指摘した」と記述された。
これらを受けて、利下げ期待から株式は反発したが、23日のパウエルFRB議長の講演(ジャクソンホール経済政策シンポジウム、22日~24日)を控え、上げ幅は小幅だった。

小売チェーンのターゲットは5~7月期決算がアナリスト予想を上回り、通期の利益見通しを上方修正したことで買われた。新たな低価格ストアブランドを立ち上げ、約5000品目の定番商品を値下げしたことが寄与した。

ディスカウントストアのTJXも5~7月期決算がアナリスト予想を上回り、通期予想を上方修正したことで上昇した。

ナスダックでは半導体のテキサス・インスツルメンツは、シティグループが投資判断を引き上げたことが好感された。

NYダウ工業平均は前日比55ドル(0.14%)高の40,890ドル。ナスダック総合指数は前日比102ポイント(0.57%)高の17,918。S&P500指数は前日比23ポイント(0.42%)高の5,620。

NYダウ採用銘柄はインテル、マクドナルド、3Mなどが買われ、アメリカン・エキスプレス、ユナイテッドヘルス、セールスフォースなどが売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。

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