10時12分時点の日経平均は27円高の3万8,238円、TOPIXは4ポイント高の2,675ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は943、下落銘柄数は630。出来高は4億1,560万株、売買代金は1兆401億円。
日経平均は一時159円高の3万8,370円となったが、植田日銀総裁が9時半から衆議院の財務金融委員会の閉会中審査で利上げなどについて意見聴取を受けているため、様子見姿勢となり、もみ合いとなった。
日銀が7月31日に追加利上げを実施したことで8月月初の日経平均は急落したため、閉会中審査が行われることになったが、その後、自民党総裁選が実施されることになったため、9月もしくは10月の利上げ観測は後退している。
次の利上げは12月か1月と見られているため、植田総裁もタカ派的な発言を行わないだろうと見られている。
三菱重工は5日ぶりに反発し、日本郵船(9101)は10日続伸。
大成建設と清水建設が上昇。
医療検査機器と試薬のシスメックスが1月に付けた年初来高値を更新した。
一方、半導体関連が安い。
業種別上昇率上位はノンバンク、建設、海運、精密、石油で、下落は電機、情報通信、卸売。(W)