10時5分時点の日経平均は102円安の3万8,008円、TOPIXは6ポイント高の2,668ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,270、下落銘柄数は330。出来高は4億4,251万株、売買代金は9,875億円。
日経平均は198円安の3万7,911円を安値に下げ幅を縮めたが、前日終値近辺で戻りがつかえた。
ただ、プライム市場全体では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは小幅高に戻した。
米国エヌビディアの反落を受けて、レーザーテックやディスコ、東京エレクトロンなどの半導体関連は安いが、中国機による領空侵犯が緊張感を高めているため、三菱重工を始めとした防衛関連が高い。
米国では港湾セキュリティを強化するために、中国製クレーンを排除し、米国で製造されたクレーンに置き換える支援金を用意している。
三井E&Sは米国子会社のパセコが港湾クレーンの生産で対応を検討しているため、堅調となっている。
プラント制御システムの横河電機(6841)は、大和証券がレーティングを中立→強気に引き上げた。サウジアラビアでは、サウジアラムコが2030年までに世界トップ3の天然ガス生産者となるべく投資を加速させており、同国と関係の強い同社に追い風となりつつあると紹介した。
保険や鉄鋼なども高い。
マルハニチロは株式売出を発表したことで下落した。
業種別上昇率上位は鉱業、紙パルプ、保険、海運、鉄鋼で、下落率上位はその他製品、電機、空運、サービス、精密。(W)