前引けの日経平均は89円安の3万8,199円、TOPIXは2ポイント安の2,678ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は380、下落銘柄数は1,217。出来高は6億9,883万株、売買代金は1兆6,363億円。
日本時間で29日早朝に発表される米国のエヌビディアの決算発表を控え、様子見姿勢となり、日経平均は小反落。
ソフトバンクグループや東京エレクトロンが売られ、三井E＆Sが反落。
セブン＆アイは政府に対し、外為法で最も規制が厳しい「コア業種」分類への格上げを申請したと報じられたため、カナダのコンビニ大手のクシュタールによる買収の実現性が更に後退したという見方で株価は反落した。
太陽誘電はCLSA証券が投資判断を「Hold」に下げたことで売られた。
一方、楽天グループが高い。モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を1,100円→1,300円に引き上げたが、料金プラン優位性とKDDIローミングでネットワーク品質は大手同等となり、モバイル価値顕在化で株価1,500円の可能性もと解説した。
ソニーグループは9月2日に「PS5」を値上げすると発表したため、採算改善が期待された。
平田機工(6258)は電気自動車(EV)向け 「ドライブユニットの組立ライン」 を約87億円受注したことで大幅高となり、山洋電気はストラテジックキャピタルによる保有判明で値を飛ばした。

業種別下落率上位は紙パルプ、鉱業、石油、金属、水産農林で、上昇率上位は輸送用機器、医薬品、精密、保険、サービス。（W）