8月28日の米国株式市場は反落。
エヌビディアの決算発表を控え、手仕舞いやリスクヘッジの売りが出た。
取引終了後に発表されたエヌビディアの5~7月期(第2四半期)決算は売上高が300億ドル(前年同期比2.2倍)、営業利益は186億ドル(同2.7倍)で、8~10月(第3四半期)の売上高見通しを325億ドル±2%とした。8~10月期のアナリスト予想平均は319億ドルだったが、一部では379億ドルという予想もあったため、時間外取引で株価は下落した。
カジュアル衣料のアバクロンビー・アンド・フィッチは決算発表を受けて、手仕舞い売りが出て大幅安。
ナスダックではスーパー・マイクロ・コンピュータは年次報告書を適時に提出できないとの見通しを示し急落した。27日に空売り投資家のヒンデンブルグ・リサーチが、未公表の関連当事者取引や輸出規制の不履行といった行為の証拠が見つかったと指摘していた。
NYダウ工業平均は前日比159ドル(0.39%)安の41,091ドル。ナスダック総合指数は前日比198ポイント(1.12%)安の17,556。S&P500指数は前日比33ポイント(0.60%)安の5,592。
NYダウ採用銘柄はナイキ、インテル、セールスフォースなどが売られ、アメリカン・エキスプレスやアムジェン、メルクなどは買われた。上昇は10銘柄、下落は20銘柄。