前引けの日経平均は222円高の3万8,585円、TOPIXは15ポイント高の2,708ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,036、下落銘柄数は558。出来高は7億1,869万株、売買代金は1兆7,388億円。
米国のエヌビディアの下落が影響し、日経平均は序盤に小幅安となったが、9時半前から小じっかりとなった。
米オープンAIに対して、アップルとエヌビディアが出資交渉をしていると報じられことが、エヌビディアに対してプラス効果をもたらすと期待され、東京市場ではアドバンテストやディスコなどの半導体関連に買いが入り、アップル関連のTDK(6762)も上昇した。
TOWAは9月末に1株を3株にする株式分割の発表が好感された。
米国の4~6月期のGDPが上方修正されたため、米国で求人サイトの「インディード」を運営しているリクルートが上昇した。
日経新聞が電力会社はデータセンターや半導体工場の増加に対応して送電網を増強すると報じたため、古河電工やSWCCなどの電線株や変電機器の明電舎が物色された。
小林製薬は、文春オンラインが、物言う株主から脅かされ、会長が「MBOで非上場化」を目論むと報じたことで買われた。
反面、テルモは金融機関が海外市場で株式売出を行うため下落した。
ニトリやイオン、パンパシフィックなどの小売が安い。
業種別上昇率上位は非鉄、海運、卸売、輸送用機器、電力ガスで、下落率上位は小売、医薬品、精密、水産農林、陸運。(W)