大引けの日経平均は175円安の3万6,215円、TOPIXは17ポイント安の2,579ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は536、下落銘柄数は1,075。出来高は18億135万株、売買代金は4兆626億円。
米国8月雇用統計が市場予想を下回り、先週末の米国株が下落したことや、景気悪化に伴う利下げ観測でドル安円高が進み、週明けの円相場は早朝に一時1ドル=141円台となった。
さらに半導体関連株の調整も続いたため、週明けの日経平均は朝方一時1,143円安の3万5,247円となった。
半導体関連に加えて、円高で自動車と米国利下げ観測で保険と銀行も安い。
だが、セブン&アイに対するカナダのコンビニ大手による買収価格の引き上げ検討や、米投資ファンドによる常磐興産への買収報道が投資家心理を刺激し、日経平均は下げ幅を縮めた。
大阪市の人工島の夢洲(ゆめしま)で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の2030年の開業がほぼ確実になったことを受けて、米国と豪州でスロットマシンやカジノビジネス基幹システムを販売しているコナミ(9766)が買われた。
業種別下落率上位は輸送用機器、保険、海運、銀行、鉱業で、上昇率上位は空運、精密、食品、サービス、医薬品。(W)