9月12日の米国株式市場は続伸。
8月の卸売物価は前年同月比1.7%上昇と市場予想の1.8%上昇を下回った。7月分は2.2%上昇から2.1%上昇に下方修正。
週間の失業保険申請件数は前週比2千件増の23万件だった。
前日の消費者物価に続き、卸売物価の上昇率も鈍化したため、来週のFOMCでの大幅利下げ観測が後退し、NYダウは序盤に196ドル安となった。
だが、その後、下げ幅を縮め、中盤に上昇に転じた。
オラクルが買われ、ウェルズファーゴが売られた。
ナスダックは4日続伸で、エヌビディアも4日続伸。
一方、マイクロン・テクノロジーはBNPパリバ・エクサンが投資判断を「Outperform」→「Underperform」に下げたため売られた。広帯域メモリーの供給により、DRAMが予想よりも早く価格決定力を失うと予想していることが背景。
モデルナは2025年の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったため大幅安となった。
NYダウ工業平均は前日比235ドル(0.58%)高の41,096ドル。ナスダック総合指数は前日比174ポイント(1.00%)高の17,569。S&P500指数は前日比41ポイント(0.75%)高の5,595。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、3M、キャタピラーなどが買われ、インテルやダウケミカル、JPモルガン・チェースなどが売られた。上昇は23銘柄、下落は6銘柄。