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速報・市況2024年9月19日

☆[概況/寄り付き] FOMCメンバーの政策金利予測で円安となり、東証は全面高

9時11分時点の日経平均は744円高の3万7,122円、TOPIXは48ポイント高の2,613ポイント。 
米国FOMCが0.5%の利下げを決定し、一時ドルが売られ、1ドル=140円50銭レベルまで円高が進んだが、その後、1ドル=142円70銭台に戻した。
今回の利下げでFF金利の誘導目標は4.75%~5.00%となったが、FOMCメンバーによる政策金利予測では2024年末の平均値は4.492%となっていて、年末残り0.5%の利下げは織り込まれていない。
SMBC日興証券の解説によると、市場が勝手に0.5%の利下げを織り込み始め、パウエルFRB議長が逃れられないとして0.5%の利下げを行ったが、政策金利予測では、年末に4.625%としているメンバーは7名いた。
1会合当たり0.25%の利下げすら必要ないと考えるメンバーが多かったことが伺えると指摘している。
米国市場では債券売り、株売りで反応したが、円安を受けて、日経平均は続伸となった。
トヨタやレーザーテック、三菱重工、日本郵船が買われ、東京海上も高い。
レゾナックはモルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げた。
一方、三菱電機(6503)はUBS証券が「Buy」→「Sell」に下げたことで売られた。

業種別上昇率上位は輸送用機器、保険、海運、サービス、非鉄で、下落業種はなし。(W)

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