TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 一時1ドル=144円に接近し、日経平均は1000円高となる場面も
速報・市況2024年9月19日

☆[概況/前引け] 一時1ドル=144円に接近し、日経平均は1000円高となる場面も

前引けの日経平均は904円高の3万7,284円、TOPIXは60ポイント高の2,625ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,372、下落銘柄数は229。出来高は9億16万株、売買代金は2兆641億円。
米国のFOMCで0.5%の利下げを発表したが、パウエルFRB議長は会見で、「0.5%の利下げは新たなペースと見なすべきではない」「FOMCの経済予測は、FRBが何ら急いでいる姿勢を示唆していない」と釘を刺した。
FOMCメンバーによる政策金利予測は、9人が年内残り0.5%の利下げを示唆したが、7人は0.25%を示唆している。
0.5%の利下げ発表で米国株は買われたが、今後の利下げペースが速くないという見方で下落に転じた。
そのため、米国長期金利が上昇し、ドルが買われ、一時1ドル=144円に接近する円安となったことから、日経平均は一時1,014円高の3万7,394円となった。
レーザーテックや三菱重工が買われ、トヨタは野村証券がレーティングを「BUY」で再開したことも好感された。メルカリやリクルートも高い。
サンリオ(8136)はモルガン・スタンレーMUFG証券が「Equal-weight」継続だが、目標株価を2,800円→4,100円に引き上げた。米州と中国のライセンス需要拡大から利益予想を増額したことが要因。
一方、三菱電機はUBS証券が中国企業の台頭に伴う市場シェアの低下を考慮して、投資判断を「Buy」→「Sell」に下げたため売られた。

業種別上昇率上位は保険、輸送用機器、海運、非鉄、卸売で、下落業種はなし。(W)

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