前引けの日経平均は127円高の3万8,068円、TOPIXは3ポイント高の2,660ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は909、下落銘柄数は678。出来高は7億6,965万株、売買代金は1兆8,262億円。
日経平均は5日続伸で、3万8,000円を回復したものの上値追いは控えられた。
中国人民銀行が24日に金融支援策を発表した。預金準備率の引き下げ計画。住宅ローン金利の引き下げと2軒目の住宅ローンの頭金比率の下限を引き下げ。公開市場操作(オペ)の7日物金利の引き下げ。証券会社やファンド、保険会社が中国人民銀行から調達した資金を中国株式購入資金に活用することを認めるなど。
上海株が24日に続いて、25日も買われたため、日経平均は小じっかりとなった。
中国関連の資生堂やダイキン工業、安川電機(6506)、ツガミなどが高い。
その他、防衛関連への物色が継続し、アドバンテストはみずほ証券とSMBC日興証券が投資判断を引き上げたことが好感された。
サイボウズは自社株買いの発表で大幅高。
一方、高市氏が首相に就任したら、日銀には利上げを急がぬよう、圧力がかかる可能性が高いという見方からメガバンクと保険株は売られた。
協和キリンは、アムジェンと共同開発しているアトピー性皮膚炎治療薬の臨床試験データが物足りないと受け止められ急落した。
業種別上昇率上位は機械、ガラス土石、輸送用機器、非鉄、卸売で、下落率上位は保険、銀行、水産農林、精密、その他製品。(W)