9月26日(木)のマーケット
9月25日のNYダウは5日ぶりに反落。8月の新築住宅販売戸数が年率換算で前月比4.7%減の71万6千戸となったが、市場予想の70万戸は上回ったので、金利が上昇し、NYダウは下落した。ストライキ中のボーイングが再び売られ、アムジェンはアトピー性皮膚炎治療薬の臨床試験データが物足りないという見方で下落した。GMはモルガン・スタンレーが投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に下げた。NYダウは前日比293ドル(0.70%)安の41,914ドル。ナスダックはもみ合い。クアルコムから買収提案を受け、投資ファンドのアポロからも出資提案を受けているインテルは5日続伸。半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーはAIチップで使用されるHBM(広帯域メモリー)が好調で、第1四半期(9~11月)の売上高見通しがアナリスト予想を上回ったため、取引終了後の時間外取引で大幅高となった。NASDAQ総合指数は前日比7ポイント(0.04%)高の18,082。S&P500指数は前日比10ポイント(0.19%)安の5,722。
米マイクロンの売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で大幅高となり、東証でも半導体関連がにぎわった。27日の自民党総裁選後に早期の衆院解散・総選挙が実施される見通しで、選挙期間中の株高も期待された。中国が国有銀行に資本注入検討で上海株と香港株の上昇が継続したため、リスク選好により一時1㌦145円台の円安となったことも日経平均の上昇に寄与した。三和HDは米投資ファンドのバリューアクトによる保有判明。
スタンダード市場では、日本オラクルが第1四半期好決算で大幅高。不動産DXのSpeeeが買われた。児玉化学は、アルミダイカストと鉄鍛造、粉末冶金の子会社を有するメプロHDを買収したことでストップ高。株式分割発表で前日にストップ高となった光・彩は大幅反落となった。
グロース市場では、QPS研が急反発。クラウドID管理のHENNGEやスマホゲーム開発のドリコムが反発。ノイルミューンはタカラバイオとの業務提携で買われた。サンバイオは反落した。直近新規公開株でノンデスクワーカー向け転職プラットフォームのROXXは大幅安。
チャート上では、大陽線を示現。高値引けとなり、3万9000円目前まで上値を伸ばし終値ベースでは7月31日以来の水準となった。75日移動平均線も一気に上抜き、買いの勢いの強さをうかがわせる。実質10月相場入りとなる明日以降に期待を抱かせる格好となった。権利落ち分を1日で埋めるか注目される。
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注目記事 Pick up
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【日経平均3万8,000円台回復】
日本証券新聞9月27日(金)紙面1面TOP記事掲載
ゲーム銘柄好調 任天堂はミュージアム、カプコン新作18万円
26日の東京市場は、前日の米国市場で半導体などハイテク株の上昇や144円台まで進んだ円安を受けて、1,055円高と反発し、3万8,000円台を回復した。その中でも好調なのはゲーム関連。同日に東京ゲームショウ2024が開幕したうえ、前日に各社、さまざまなニュースが舞い込んだ。
任天堂(7974・P)は25日、10月2日に京都府宇治市に開業するニンテンドーミュージアムの内覧会を実施した。テレビなどで報じられ、株価は反発。
宇治小倉工場の跡地を利用。花札からニンテンドースイッチまで、過去に発売した製品を展示するほか、現代の技術による百人一首、スーパーマリオブラザーズの世界での射撃体験など、ここでしか楽しめないアトラクションや限定グッズも用意した。入場料は大人3,300円、中高生2,200円、小学生1,100円で事前予約が必要。
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今日の市況概況
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9月26日(木)☆[概況/大引け]
1055円高。半導体株高と解散総選挙への期待
大引けの日経平均は1,055円高の3万8,925円、TOPIXは70ポイント高の2,721ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,580、下落銘柄数は57。出来高は20億8,531万株、売買代金は5兆2,377億円。
半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーはAIチップで使用されるHBM(広帯域メモリー)が好調で、第1四半期(9~11月)の売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で大幅高となった。
これを受けて、東京エレクトロンを始めとした半導体関連がにぎわった。
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