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速報・市況2024年9月26日

☆[概況/大引け] 1055円高。半導体株高と解散総選挙への期待

大引けの日経平均は1,055円高の3万8,925円、TOPIXは70ポイント高の2,721ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,580、下落銘柄数は57。出来高は20億8,531万株、売買代金は5兆2,377億円。
半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーはAIチップで使用されるHBM(広帯域メモリー)が好調で、第1四半期(9~11月)の売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で大幅高となった。
これを受けて、東京エレクトロンを始めとした半導体関連がにぎわった。
ただ、レーザーテック(6920)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」に下げた。10~11月に、(1)インテルの投資不振に伴う、25年6月期会社計画の下方修正、(2)ASMLの決算発表およびIRDayにおいて、25年以降のEUV露光装置の台数見通しの下方修正、の悪材料が発表される可能性があると解説した。
27日の自民党総裁選の後に、早期の衆院解散・総選挙が実施される見通しとなっているため、選挙期間中の株高の経験則も期待された。
立憲民主党の代表に野田元首相が選出されたことで、日本維新の会との野党共闘が実現する可能性が出てきた。
野党共闘の選挙区調整が整う前に、自民党は早期解散で先手を打つ必要が生じている、
その他、中国が国有銀行に資本注入検討で、上海株と香港株の上昇が継続したため、リスク選好により一時1ドル=145円台の円安となったことも日経平均の上昇に寄与した。
三和HDは米投資ファンドのバリューアクトによる保有が判明し、大幅高となった。

業種別上昇率上位はその他製品、金属、電機、機械、ガラス土石で、下落業種はなし。

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